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「NSの2年間でキャリアに遅れ?」シンガポール男性の投稿に議論

 シンガポールの男性が、National Service(NS、兵役義務)による約2年間が、その後のキャリアや収入面で不利になるのではないかとRedditに投稿し、議論を呼んでいる。
 
 投稿者は、男性がNSに従事している間、兵役義務のない同年代は先に就職し、実務経験を積んで昇給や昇進の機会を得られると指摘。NS終了後に大学を卒業して民間企業へ就職すると、年齢は2歳上でもエントリーレベルからのスタートとなり、「義務を果たしたことで経済的な負担を受ける」と不満を示した。
 
 また、軍隊で得たリーダーシップや物流などの経験が、民間企業の給与決定で必ずしも職務経験として評価されないとの見方を示し、「2年間の差はその後取り戻せるのか」と経験者に問い掛けた。
 
 これに対し、多くのネットユーザーからは異なる意見が寄せられた。ある男性は「卒業して働き始めればNSは過去のこと。仕事で成果を出せばよい」とコメント。実際に経験年数の長い同僚より高い給与を得ているとして、NSが長期的な障害になるとは感じていないとした。
 
 42歳の男性は、就職する時期によって結果は大きく変わると指摘。自身はNSによって卒業時期がずれた結果、2008年の世界金融危機直後の厳しい就職市場を避けることができ、「むしろ幸運だった」と振り返った。
 
 一方、政府は9月9日の国会答弁で、2024~25年にTAFEP、MOM、MINDEFが受けたNS義務に関連する職場差別の苦情は3件だったと説明している。
 
 NSの2年間を「キャリア上の損失」とみるか、長い職業人生の一期間と考えるか。生活費や就職への不安が高まる中、NSの経済的・キャリア面での影響が改めて議論となっている。