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マレーシアの雇用925万件で過去最高 低技能職の新規創出は17%減

 マレーシアの雇用市場が拡大を続けている。マレーシア統計局(DOSM)によると、2026年第2四半期の民間部門における雇用ポスト総数は925万件となり、前年同期の910万件から1.7%増加した。
 
 このうち実際に人が就いているポストは905万件で、全体の97.9%を占めた。求人は19万5,700件で、前年同期比0.4%増加した。一方、新たに創出された雇用は3万1,500件と、前年同期から1.2%減少しており、雇用市場全体が拡大する中でも新規採用の伸びにはやや鈍化がみられる。
 
 特に変化が大きいのが低技能職である。低技能職の雇用ポスト総数自体は前年同期比2.8%増の117万件となったものの、新たに創出された雇用は2,800件にとどまり、前年同期の3,300件から17.0%減少した。
 
 一方、技能職の雇用ポストは前年同期比2.5%増の235万件、半技能職は1.1%増の574万件となった。企業の人材需要が、単純労働だけでなく専門知識や技能を必要とする職種へ徐々に移行していることがうかがえる。
 
 業種別ではサービス業が486万件と全体の52.5%を占め、製造業が253万件、建設業が128万件と続いた。
 
 マレーシアでは半導体や電気・電子(E&E)、データセンターなど高付加価値産業への投資が拡大している。第2四半期の失業率も3.0%と低い水準を維持しており、今後は雇用の「数」だけでなく、成長産業が求める人材をいかに育成・確保するかが重要な課題となりそうだ。