シンガポールで続く暑さとヘイズ(煙害)が、ホーカーセンターの営業にも影響を与えている。屋外での外出や食事を避ける人が増え、一部の店舗では客足が通常より20~30%減少しているという。
Newton Food Centreで働く59歳の店主は、ここ数週間の厳しい暑さに加えて大気の状態が悪化したことで、外食する人が減ったと説明。ヘイズがさらに悪化した場合、自身や従業員もマスクを着用して営業する考えを示した。
別の70歳の店主によると、通常は放課後に親子連れがホーカーセンターを訪れるが、最近は大気の状態を気にして、そのまま帰宅する家庭も増えているという。
ある店舗では「暑さとヘイズが重なり、客数が少なくとも20~30%減った」としており、冷房や換気設備の整ったショッピングモールなどへ食事場所を変更する人もいるとみている。
客足減少が続けば、ホーカー側にとっては売上だけでなく食品ロスも問題となる。店主らは今後数日も利用者が戻らなければ、売れ残りによる損失を抑えるため、仕入れや調理する食材の量を減らすことも検討している。
シンガポールでは最近、ヘイズによる大気汚染が再び問題となっており、一部地域ではPSIが「Unhealthy(不健康)」の水準に達する日も出ている。
原材料費や賃料、人件費の上昇など厳しい経営環境に直面するホーカーにとって、天候や大気汚染による客足減少が新たな負担となっている。猛暑やヘイズが長期化すれば、屋外型飲食施設の営業にもさらに影響が広がる可能性がある。
猛暑とヘイズでホーカー客足減少 売上2~3割減の店舗も
