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シナボン、シンガポールから撤退 ION Orchard最終店を9月22日閉店

 米国発のシナモンロール専門店「Cinnabon(シナボン)」が、シンガポール最後の店舗となるION Orchard店を9月22日に閉店し、シンガポール市場から撤退する。ブランドはSNSで「シンガポールでの章の終わり」と発表し、これまで利用した顧客への感謝を伝えた。
 
 Cinnabonは、シナモンを使った生地にクリームチーズフロスティングをのせた「Classic Roll」などで知られる米国のベーカリーチェーン。シンガポールには2023年2月、Raffles Cityに1号店をオープンし、開店当初は長い行列ができるなど大きな話題となった。
 
 その後、2023年9月にION Orchardへ2号店を開設。2024年にはJewel Changi Airportにも進出し、一時は国内3店舗を展開していた。
 
 しかし、その後Raffles City店とJewel Changi Airport店が相次いで閉店。残っていたION Orchard店も今回営業を終了することとなり、約3年半にわたるシンガポールでの展開に幕を下ろす。閉店の具体的な理由については明らかにされていない。
 
 シンガポールでは近年、デザートやベーカリー業界を中心に店舗閉鎖が相次いでいる。高い賃料や人件費、原材料費などF&B事業を取り巻く厳しい経営環境が続く一方、消費者の選択肢も多く、人気ブランドでも継続的に集客することは容易ではない。
 
 Cinnabonは閉店まで「One Last Bon」として営業を続けるとしており、シンガポールのファンにとって9月22日が最後の購入機会となる。