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飲料容器返金制度、10月1日から全面適用 対象商品は「10セント預託」が必須に

 シンガポールで4月から始まったBeverage Container Return Scheme(BCRS、飲料容器返金制度)が、10月1日から全面適用される。これまでの6ヵ月間は移行期間だったが、9月30日で終了。10月以降、対象となる飲料商品は原則として「SG Deposit Mark」と識別用バーコードを付けて販売する必要がある。
 
 対象は150ml~3ℓのプラスチックボトルと金属缶に入った飲料。消費者は対象商品を購入する際、商品価格とは別に1本10セントのデポジットを支払う。飲み終わった容器を「Return Right」の回収機などへ返却すれば、10セントが返金される仕組みだ。
 
 4月1日から9月30日までは移行期間のため、店頭にはDeposit Markが付いた商品と付いていない旧在庫が混在している。マークのない商品には10セントのデポジットは課されず、回収機へ持ち込んでも返金対象にならない。このため、一部店舗では誤ってデポジットを請求するケースも報告され、NEAが事業者に制度の周知を進めてきた。
 
 10月1日以降は、この混在状態が基本的に解消され、対象飲料にはDeposit Markと登録されたバーコードが必要となる。
 
 制度開始から8月上旬までに約550万本の容器が回収され、返却取引は100万件を突破。全国には1,070台の回収機がすでに設置されている。
 
 BCRSは年間10億本以上の飲料容器を対象とし、年間1万6,000t以上の資源回収を目指す。10月からの全面運用で、シンガポールの日常生活にも「飲んだら返して10セントを取り戻す」という新たなリサイクル習慣が本格的に定着するか注目される。