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シンガポール小売売上高、7月は1.5%増 食品・百貨店が低迷

 シンガポール統計局(SingStat)が9月7日に発表した統計によると、2026年7月の小売売上高は前年同月比1.5%増となり、6月の4.0%増から伸びが大幅に鈍化した。自動車・部品を除いた売上高も1.5%増で、6月の4.1%増を下回った。
 
 一方、季節調整済みの前月比では0.9%増となり、自動車・部品を除いても0.7%増加した。このため、小売消費全体が急速に落ち込んでいるというより、業種によって消費動向にばらつきが出ている状況とみられる。
 
 業種別では、スポーツ用品などを含むレクリエーション用品が前年同月比13.9%増と最も高い伸びを記録。時計・宝飾品も11.1%増、コンピューター・通信機器は5.1%増となった。一方、食品・酒類は5.1%減、百貨店は3.5%減となり、全体の伸びを抑えた。
 
 7月の小売売上高は総額約44億Sドル。このうちオンライン販売は15.4%を占め、6月の16.4%から低下した。
 
 飲食サービスの売上高も前年同月比1.9%減となり、6月の2.3%減に続いてマイナスとなった。フードコートなどが6.6%減、カフェが6.4%減、レストランが0.3%減となった一方、ファストフードは4.6%増加した。
 
 宝飾品やスポーツ用品などへの支出が伸びる一方、食品や百貨店、飲食では弱さがみられ、シンガポールの個人消費は分野による濃淡が鮮明になっている。