シンガポールのMRT車内で、強いにおいの食べ物と薬用オイルの間に座ることになった乗客の投稿がSNSで話題となり、公共交通機関での「においのマナー」を巡って議論が起きている。
投稿者によると、電車に乗っていた際、隣の乗客が非常に強いにおいのする食べ物を持ち込んでおり、そのにおいが車内に広がっていた。さらに向かい側に座っていた別の乗客が、食べ物のにおいを避けるためか、強い香りのする薬用オイルを頭や鼻の周辺に塗り始めたという。
両方向から異なる強烈なにおいに挟まれた投稿者は、「片側は食べ物、反対側は薬用オイル。私はその真ん中」と状況を説明し、車内が誰も望んでいない無料の「Smell Exhibition(においの展示会)」になったと皮肉交じりに投稿した。
これに対しネット上では意見が分かれた。「別の車両に移ればよかった」「公共交通機関なのだから、ある程度は仕方がない」と投稿者に理解を求める声がある一方、強いにおいの食べ物を公共交通機関へ持ち込むこと自体を控えるべきだとの意見も出た。
また、食べ物より体臭の方が気になるとのコメントなど、公共空間でどこまで周囲に配慮すべきかを巡ってさまざまな意見が寄せられた。
今回の投稿はあくまで一人の乗客の体験談だが、多くの人が限られた空間を共有するMRTやバスでは、騒音だけでなく食べ物や香料などの「におい」についても、周囲への配慮が必要ではないかとの議論を呼んでいる。
MRT車内が「においの展示会」 食べ物と薬用オイル巡りマナー論争
