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経済

2026年9月4日

キャピタランド、シンガポールで90人削減 組織再編で従業員の約4%

 シンガポール不動産大手CapitaLand Investment(CLI)が、2026年にシンガポールで90人を削減したことが分かった。同社の国内従業員約2,200人の約4%に相当する。CLIは9月3日、組織体制を戦略的優先事項や長期的な事業ニーズに合わせるため、定期的に見直していると説明した。削減対象となった職種や部門は明らかにしていない。
 
 CLIは労働組合がある企業で、Singapore Industrial and Services Employees’ Union(SISEU)には事前に組織再編について通知された。組合は会社側と協議し、対象となる従業員が公平に扱われ、労働協約に沿った退職金を受け取れるよう対応している。会社側も可能な場合にはグループ内での配置転換を検討するとしている。
 
 今回の人員削減は、CLIの業績が比較的好調な中で行われた。同社の2026年上半期の純利益は前年同期比13.9%増の3億2,700万Sドルとなった。一方、事業ポートフォリオの見直しを進めており、成長資金確保に向けてホスピタリティー事業の一部売却なども検討している。
 
 CLIは2021年にシンガポールで上場し、中国やインドを含む40ヵ国以上で事業を展開。世界で9,500人以上を雇用している。2025年には中国の従業員を約365人、約10%削減しており、世界的に人員構成の見直しを進めている。
 
 シンガポールでは2026年第1四半期の解雇者数が3,830人と2023年第3四半期以来の高水準となった。企業のコスト削減だけでなく、事業再編や業務効率化に伴うホワイトカラー職の再編が雇用市場の新たな動きとして注目されている。

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