2026年9月3日
空き缶・ペットボトル回収で2ヵ月1,000Sドル 53歳男性、仕事後に自転車で収集
シンガポールで、捨てられた空き缶やペットボトルを集め、約2ヵ月間で1,000Sドルを超える返金を受け取ったという53歳男性が話題となっている。4月にスタートした飲料容器返却制度(Beverage Container Return Scheme=BCRS)を活用したもので、男性は1日当たり10~20Sドル程度を受け取っているという。
男性はAmoy Street Food Centre付近で働いており、仕事を終えた後、自転車でGeylangやTanjong Pagarなどを回り、路上やごみ箱付近に残された対象容器を集めている。休日には1日に3回ほど収集に出ることもある。8月11日には約100本の容器を集めたという。返金額はSimplyGo EZ-Linkカードに入金されている。
BCRSでは、対象マークが付いた150ml~3ℓのプラスチック・金属製飲料容器について、購入時に1本10セントのデポジットを支払う。使用後、専用の「Return Right」回収機に空の容器を返却すると、10セントが返金される仕組みである。
制度は4月1日に開始され、9月末までは移行期間。10月1日から対象となる飲料商品には原則としてデポジットマークが付けられる。NEAは開始時に1,000台以上の回収機を設置し、1年以内に約2,000ヵ所まで返却拠点を増やす計画である。
本来はリサイクル率向上を目的とした制度だが、捨てられた容器にも金銭的価値が生まれたことで、新たな回収行動にもつながっている。

