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「JBへ超簡単に」RTS Linkの内部を動画で紹介 2027年開業へ期待高まる

 シンガポールとマレーシア・ジョホールバル(JB)を結ぶ高速鉄道「RTS Link」の駅や車両内部を紹介する動画がSNSで公開され、開業を待つ利用者の間で注目を集めている。動画を投稿したTikTokユーザーは、充実した入国審査設備や広々とした車両などを紹介し、「JBへ行くのが超簡単になる」と期待を示した。
 
 動画を投稿したのはTikTokユーザーのDexter氏(@dexterkuanby)。ジョホールバル側のブキ・チャガー(Bukit Chagar)駅などを紹介し、多数の入国審査カウンターや広々とした列車内を撮影した。シンガポールからJBまでの列車移動について「5分以内」と、その速さを強調した。
 
 駅には最新の手荷物検査設備や広い通路、動く歩道などが設置されている。巨大な天井ファンや安全柵、券売機、広々としたトイレなども紹介され、Dexter氏は施設の充実ぶりを高く評価した。
 
 実際、ブキ・チャガー駅には最新の出入国管理設備が導入される。マレーシア側では電子ゲートや手荷物・ボディースキャナーが設置され、QRコードやパスポートを使った迅速な入国審査が可能になる。電子ゲートでは条件が整えば、マレーシア側の入国審査を最短約7秒で通過できるとしている。
 
 RTS Linkは、シンガポールのWoodlands North駅とジョホールバルのBukit Chagar駅を結ぶ全長約4㎞の鉄道である。列車そのものの所要時間は約5分を想定しており、8月に行われたメディア向け試乗では片道約6~8分だった。1時間当たり片方向最大1万人を輸送でき、1日の利用者は約4万人と見込まれている。
 
 利便性を大きく高めるのが、出入国手続きの仕組みである。利用者は出発駅でシンガポールとマレーシア双方の出入国審査を済ませるため、到着後に再び入国審査を受ける必要がない。これにより、現在のコーズウェイで発生している長時間の渋滞を避け、より安定した時間で国境を越えられるようになると期待されている。
 
 また、Bukit Chagar駅からは約409mの歩行者通路が整備され、JB Sentralのほか、Johor Bahru City SquareやKOMTAR JBCCなど周辺商業施設へのアクセスも向上する。JB SentralからはマレーシアのETSなどを利用し、クアラルンプールやペナン方面へ移動することもできる。
 
 RTS Linkは現在、シンガポールとマレーシア双方のシステムを連携させる最終統合試験に入っている。マレーシア側の駅や鉄道インフラはほぼ完成しており、正式な開業日と運賃については両国政府が今後共同で発表する予定である。
 
 RTS Linkの開業によって、シンガポールとJBの移動は大きく変わる可能性がある。週末の買い物や食事、レジャー目的でJBを訪れるシンガポール居住者にとって、国境越えがこれまで以上に身近になる一方、人の流れや消費行動が両国の小売・飲食業などに与える影響も注目されている。