「シンガポールに住んでいることを後悔したことはあるか。荷物をまとめて、完全に国外へ出たいと思ったことはあるか」。こうした問い掛けがFacebookに投稿され、シンガポールで暮らすことのメリットやデメリットを巡って、ネット上でさまざまな意見が寄せられている。
シンガポールは世界でも安全性が高く、公共交通やデジタル技術など生活インフラが整った国として知られる。一方、生活費の高さや競争の激しい社会環境などから、海外移住を考える人もいる。今回の投稿では、実際にシンガポールを離れたいと思った経験があるかについて、多くの利用者が自身の考えを共有した。
ある投稿者は、シンガポールで生まれ育ったことに感謝しており、問題がない国ではないものの、現在もこの国での生活を楽しんでいるとコメント。「完璧な国はなく、自分の優先順位のために何を妥協できるかが重要」との考えを示した。また、一度海外で生活したり長期間滞在したりすることで、シンガポールの良さを改めて実感できるとの意見もあった。
別の利用者からも、「シンガポールは完璧ではないが、他の多くの国と比べれば恵まれている」との声が寄せられた。特に治安や社会の安定性を高く評価する意見が目立ち、外国からシンガポールに移り住んだ人からは、安全・安心できる環境や仕事などの機会を理由に、この国に長く住み続けたいとの声も上がった。
一方、海外へ移住すれば生活上の問題がすべて解決するという考え方には慎重な意見も出た。国外へ移ればシンガポールで抱えていた問題から離れられる場合もあるが、新しい国では別の課題に直面することになる。物価の安い国への移住についても、常に安く快適な生活が保証されるわけではなく、仕事や収入、生活環境など新たな条件への対応が必要になるとの指摘である。
最終的には「シンガポールが自分の故郷であり、故郷に代わる場所はない」とする声も寄せられた。
今回の議論は世論調査ではなく、Facebook利用者による個人的な体験や意見を集めたものだ。ただ、生活費や仕事などへの不満を抱えながらも、治安、安定した社会環境、利便性などをシンガポールで暮らす大きな価値として捉えている人が少なくないことを映し出している。
「シンガポールに住んで後悔したことは?」 ネットで議論、安全・安定を評価する声
