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社会

2026年8月24日

自転車関連事故が4年ぶり高水準 2025年は772件、17件が死亡事故

 シンガポールで自転車が関係する交通事故が増加している。警察によると、2025年の自転車関連事故は772件となり、2024年の620件から約25%増加した。2023年の581件からも大幅に増え、4年ぶりの高水準となった。
 
 2025年の事故のうち17件は死亡事故だった。死亡事故は2023年が15件、2024年が13件で、過去3年間では計45件に上る。統計上の「自転車」には通常の自転車に加え、電動アシスト自転車(PAB)、リカンベント自転車、トライショー、三輪自転車なども含まれる。
 
 警察によると、事故の半数以上は、自転車利用者の無秩序な走行や周囲への注意不足が原因だった。近年は信号無視や高速道路トンネルへの進入、大人数での危険な走行などの映像がSNSに投稿されるケースも相次いでいる。自転車は高速道路や高速道路トンネルを走行できず、道路上では10人を超えるグループでの走行も認められていない。
 
 自転車事故の増加は、シンガポール全体で道路交通の安全状況が悪化している中で起きている。2025年に負傷者を伴った交通事故は前年比約7%増の7,560件となった。交通事故による死者数も高い水準となっており、警察は道路利用者への安全対策と取り締まりを強化している。
 
 警察は、自転車で道路を走行する場合も信号や道路標示など、すべての交通規則を守る必要があると強調。道路の左側を走り、周囲の車両や歩行者の動きを常に確認し、予測可能で安定した走行を心掛けるよう求めている。
 
 違反した自転車利用者には刑事罰が科される可能性もある。安全を顧みず無秩序に走行した場合などは、最高3ヵ月の禁錮と1,000Sドルの罰金、再犯の場合はさらに重い刑罰の対象となる。人に重傷を負わせた場合には、より厳しい処罰が科される可能性がある。
 
 自転車利用が通勤やレジャーとして定着する一方、事故件数の急増を受け、安全な走行ルールの徹底と、自動車を含む道路利用者双方の相互配慮が改めて求められている。

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