2026年8月20日
Anytime Fitnessアジア事業、最大5.1億Sドルで売却検討
24時間営業のフィットネスジム「Anytime Fitness」のアジア事業を展開するInspire Brands Asia(IBA)の株主が、同社の売却を検討していることが分かった。売却額は最大4億USドル(約5億1,100万Sドル)規模になる可能性がある。
報道によると、株主は売却に向けてファイナンシャルアドバイザーと協議を進めており、プライベートエクイティ(PE)ファンドやフィットネス業界の事業会社などが買い手候補になる可能性がある。ただし、検討は初期段階で、株主が最終的に売却を見送る可能性もある。
シンガポールに本拠を置くIBAは2020年、Anytime Fitnessのアジア事業を買収するために設立された。シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、タイ、台湾、ベトナム、香港などで同ブランドのマスターフランチャイズ権を保有している。
Anytime Fitnessは24時間利用できる利便性を強みにアジアで急速に店舗網を拡大している。IBAによると、2026年第1四半期時点でアジア8市場に583店舗を展開。同期だけで30店舗以上を新規開業し、70以上の新たなフランチャイズ地域を販売した。
同社は2025年にも500店舗到達を発表しており、シンガポールではタンピネスの店舗で節目を祝った。フィットネス需要の拡大を背景に、東南アジアを中心に事業規模を急速に拡大してきた。
IBAは2020年の設立時、Anytime Fitnessのマスターフランチャイズ事業に加え、各国のジム運営事業も統合した。投資会社などが出資しており、2025年には出資ファンドの持ち分の一部について900万AUドル規模のセカンダリー取引も実施された。
今回検討されている売却が実現すれば、IBA設立から約6年での大型エグジットとなる。健康志向の高まりを背景にアジアのフィットネス市場が拡大する中、成長を続けるジムチェーンにどのような買い手が関心を示すかが注目される。


