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「シンガポールらしさが薄れた」 外国人増加巡りネットで議論

 シンガポールで「以前のようなシンガポールではなくなった」とするSNS投稿が注目を集め、急速に変化する社会や外国人の存在、国への帰属意識を巡ってネット上で議論が起きている。
 
 きっかけとなったのは、「Singapore doesn’t feel like Singapore anymore(シンガポールが、もうシンガポールらしく感じられない)」との趣旨の投稿。一部のネット利用者がこれに共感し、街並みや社会環境、人々の構成などが変化する中、かつて感じていた「自分たちの国」という感覚が薄れているとの意見を寄せた。
 
 コメントの中には、シンガポールが外国人や新しい市民にとっての「遊び場」のようになっている一方、地元のシンガポール人は生活に苦労しているとの厳しい意見もあった。また、海外からシンガポールへ戻るたびに、以前とは異なる知らない場所を訪れているように感じるとの体験談も投稿された。
 
 一方、こうした見方に対しては、シンガポールだけでなく世界全体が変化しており、社会や都市が以前と同じ状態を維持することは難しいとの声も上がった。経済発展や国際化、都市開発などによって国の姿が変化しても、シンガポールの文化やコミュニティーそのものが失われたわけではないとの見方も示された。
 
 元記事は、今回の議論について、急速に発展・変化するシンガポールに対して人々が抱く複雑な感情を映していると指摘。変化によって親しみのある環境が失われたと感じる人がいる一方、国のアイデンティティーは文化や地域社会の中に引き続き存在すると考える人もいるとしている。
 
 外国人の受け入れを通じて国際都市として成長してきたシンガポール。今回の議論は、経済や都市の発展を続けながら、国民が感じる「シンガポールらしさ」をどう維持していくのかというテーマを改めて浮き彫りにしている。