インドネシア・バタム島に住むとされる女性が、元交際相手のシンガポール人男性を探すため、1年以上にわたりシンガポールの40人以上にSNSやメールで嫌がらせを繰り返しているとの訴えが相次いでいる。被害を訴える人の中には、本人だけでなく家族や勤務先まで連絡を受け、子どもへの危害をほのめかされたケースもある。
女性は「Lilis」などの名前を使用し、2024年9月から「Tony」と呼ぶシンガポール人男性と交際していたと主張。男性が自身を妊娠させた後に姿を消したとして、居場所を突き止めるため、男性の知人とみられる人々などに連絡を続けているという。
被害を訴える女性の一人は2025年6月以降、TikTokやInstagram、Telegramなどで大量のメッセージを受けた。相手をブロックしても新たなアカウントが作成され、少なくとも30の偽アカウントから接触されたとしている。本人だけでなく婚約者や勤務先にも連絡が及び、殺害を示唆するメッセージも送られたという。
別の女性は自身の写真を無断使用されて成り済まされたほか、赤ちゃんに「黒魔術で呪いをかける」との趣旨の脅迫を受けたと主張。また、シンガポールの衣料品会社にも繰り返し連絡があり、経営者の子どもの写真とともに危害を示唆するメッセージが送られたとして、同社は2026年5月に警察へ届け出た。
嫌がらせは個人だけでなく、企業やフィットネススタジオなどにも拡大。国会議員にも相談が寄せられており、タンピネスのベイ・ヤムケン議員は、女性から異なる名前やメールアドレスを使った複数のメールを受け取ったことを認めている。
被害者側によると、現在もほぼ毎日のようにメッセージが届いているという。現在、バタム警察に問い合わせがされており、現地当局による捜査の進展が注目されている。
バタム女性、シンガポールの40人以上に嫌がらせか 元交際相手探し1年以上
