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シンガポール、建国61周年 NDPが10年ぶりナショナル・スタジアムで開催

 シンガポールは8月9日、建国61周年を迎え、ナショナル・デー・パレード(NDP 2026)がカランのナショナル・スタジアムで開催された。同会場でのNDP開催は2016年以来10年ぶり。約4万2,000人の観客が会場を埋め、音楽や光、ドローン、花火などを組み合わせた大規模な演出で国の節目を祝った。
 
 今年のテーマは「Majulah Singapura, Go Beyond!(進めシンガポール、さらにその先へ)」。国民一人一人が自らの限界を超え、互いを思いやりながら国の未来を築いていくとのメッセージが込められた。
 
 式典では、シンガポール軍(SAF)などによるパレードに加え、大統領に敬意を表する21発の礼砲が初めてカラン・ベイスンで実施された。一方、スタジアム開催に伴う安全上の理由などから、例年人気を集める空挺部隊「レッド・ライオンズ」の降下や軍用車両によるモバイル・コラム、航空ショーは実施されなかった。
 
 代わって大きな見どころとなったのが、NDP史上初となるスタジアム内でのドローンショーである。300機を超えるドローンを使った演出をはじめ、音楽や照明、大規模な特殊効果を組み合わせ、ナショナル・スタジアムならではの空間を生かしたショーが展開された。
 
 ショーではシンガポールの歴史や多様な文化、国民の歩みなどをテーマにした演出が披露され、スポーツを通じて限界に挑戦する姿も今年のテーマを象徴する要素として取り入れられた。フィナーレでは観客が国歌やナショナル・デーの楽曲を歌い、スタジアム周辺では花火が夜空を彩った。
 
 今年はNDPの祝賀行事をスタジアム内だけに限定せず、カラン周辺でもライブ音楽や展示などを展開。政府・主催者は建国61周年を、国民の結束を改めて確認するとともに、次の時代へ向けて「Go Beyond」の精神を共有する機会と位置付けた。