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シンガポールで29・30日に流星群が見頃 「みずがめ座デルタ南流星群」が極大迎える

 シンガポールでは7月29日から30日にかけて、「みずがめ座デルタ南流星群(Southern Delta Aquariids)」が活動のピーク(極大)を迎え、多数の流れ星が観測できる見込みだ。シンガポール・サイエンスセンターによると、天候に恵まれれば深夜から明け方にかけて観測条件が最も良くなり、街明かりの少ない場所では1時間当たり最大15~20個程度の流星が見られる可能性がある。熱帯地域のシンガポールでも比較的観測しやすい夏の天文イベントとして注目を集めている。
 
 みずがめ座デルタ南流星群は毎年7月中旬から8月中旬にかけて活動し、今年は7月29日夜から30日未明にかけて極大を迎える。放射点(流星が飛び出して見える位置)は「みずがめ座」の方向にあるが、流星は空全体に現れるため、特定の一点を見る必要はない。専門家は、視界の開けた場所で20~30分ほど暗闇に目を慣らすことで、観測しやすくなるとしている。
 
 今年は月明かりの影響が比較的小さいことから、例年より良好な観測条件が期待されている。ただし、シンガポールでは雲が広がりやすい時期でもあるため、観測の可否は当日の天候に左右される。観測には望遠鏡や双眼鏡は不要で、肉眼で空全体を眺めるのが最も効果的とされる。また、スマートフォンや街灯の光をできるだけ避けることで、より暗い流星まで見つけやすくなる。
 
 シンガポール・サイエンスセンターは、東海岸公園(East Coast Park)やマリーナ・バラージ(Marina Barrage)、ラブラドール自然保護区など、空が比較的開けた場所を観測地点として紹介している。安全面から、深夜の観測は複数人で行い、周囲の状況に十分注意するよう呼びかけている。
 
 みずがめ座デルタ南流星群は、8月にピークを迎える「ペルセウス座流星群」ほど知名度は高くないものの、南半球や赤道付近では観測条件に恵まれた流星群の一つとされる。都市部でも比較的観測しやすいことから、家族連れや天体ファンにとって夏の夜空を楽しむ貴重な機会となりそうだ。シンガポールでは年間を通じて天体観測の機会は限られるため、今回の流星群は自然の神秘を身近に感じられるイベントとして多くの人の関心を集めそうである。