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経済

2026年7月10日

シンガポール-広州線に新LCC就航、毎日運航で中国渡航がさらに便利に

 シンガポールと中国・広州市を結ぶ航空路線に、新たな格安航空会社(LCC)が加わる。中国・広州を拠点とする「9air(九元航空)」は、8月10日からシンガポール、広州、銀川を結ぶ路線を毎日運航すると発表した。初便は8月11日にシンガポールへ到着する予定であり、シンガポールと中国南部を結ぶ航空ネットワークの拡充につながる動きとして注目されている。
 
 新路線は、シンガポール・チャンギ空港第4ターミナルを発着する。シンガポール発の便は午前1時10分に出発し、広州到着後はそのまま寧夏回族自治区の中心都市・銀川へ向かう。一方、復路は銀川から広州を経由し、翌日午前0時10分にシンガポールへ到着するスケジュールとなる。機材にはボーイング737型機が使用され、188席が用意される。
 
 運賃はシンガポール-広州間で片道856元(約163Sドル)からと、受託手荷物を含まないLCCらしい価格設定である。広州からシンガポールは599元から、銀川まで利用する場合も比較的手頃な価格となっており、中国国内への乗り継ぎ需要の取り込みも狙う。航空券は9air公式サイトやWeChatミニプログラム、オンライン旅行予約サイトなどで購入できる。
 
 9airは中国の民間航空会社「吉祥航空(Juneyao Air)」傘下のLCCで、2014年の設立以来、東アジア・東南アジアを中心に路線網を拡大してきた。今回の就航により、シンガポールと広州を結ぶLCCの選択肢が増え、中国出張や観光需要のさらなる拡大が期待される。
 
 近年は中国との人的往来が急速に回復しており、シンガポールと中国を結ぶ航空便も相次いで増便されている。新たなLCCの参入は航空運賃の競争を促進するとともに、広州を経由した中国各都市へのアクセス向上にも寄与し、ビジネス・観光双方にメリットをもたらすとみられる。

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