シンガポール東部のパシリス・ビーチで7月5日午後、スタンドアップパドルボード(SUP)やカヤックを楽しんでいたグループが落雷に遭い、24歳の男性が死亡する事故が発生した。警察によると、午後4時50分ごろに「131 Pasir Ris Road付近で事故が発生した」との通報を受け、救急隊が現場へ急行した。男性は意識不明の状態で病院へ搬送されたが、その後死亡が確認された。警察は現時点で事件性はないとみており、詳しい経緯を調べている。
事故当時、現場では5人の男性と3人の女性、計8人がカヤックやSUPを行っていたとされる。落雷は海上で突然発生し、男性に直撃したとみられている。残る7人(13~54歳)は意識のある状態で病院へ搬送され、そのうち6人はセンカン総合病院、2人の子どもはKK女性・子ども病院で治療を受けた。命に別条はないと報じられている。
現場に居合わせた釣り人らによると、グループのメンバーが「仲間が雷に打たれた」と助けを求めたため、周囲の人々がカヤックで救助に向かい、男性を岸まで運搬した。その後、居合わせた市民が救急隊到着まで心肺蘇生(CPR)を実施したが、救命には至らなかったという。
シンガポールは世界でも雷の発生が多い地域の一つで、年間約170日以上にわたり雷が観測される。気象当局は雷注意報が発表された場合や雷鳴が聞こえた場合には、海やプール、ゴルフ場など開けた場所での活動を直ちに中止し、安全な建物内へ避難するよう呼び掛けている。今年5月にもリムチュカン沖の養殖場で作業員が落雷により死亡する事故が発生しており、屋外レジャーや水上スポーツにおける雷対策の重要性が改めて浮き彫りとなった。
パシリス海岸で落雷事故 24歳男性が死亡、7人搬送
