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経済

2026年7月2日

シンガポール、電気・ガス料金が7月から大幅引き上げ 中東情勢が影響

 シンガポールでは、7月から家庭向け電気料金と都市ガス料金が引き上げられる見通しとなった。背景には、中東情勢の緊迫化に伴う天然ガス価格の上昇があり、エネルギー市場庁(EMA)は、世界的な燃料価格の高騰が国内エネルギーコストに反映されるとしている。
 
 シンガポールは発電用燃料の約95%を天然ガスに依存しており、その多くを海外から輸入している。このため、国際的な燃料価格や供給状況の変化が電気料金に直接影響する構造となっている。SPグループは4~6月期にも料金を引き上げていたが、7~9月期はさらに大幅な上昇となる見込みで、一般家庭だけでなく企業活動にも影響が及ぶ可能性がある。
 
 特に製造業や飲食業、小売業などエネルギー消費量の多い業種では、コスト増加への対応が課題となる。企業では省エネルギー設備への投資や電力使用の効率化を進める動きが加速しており、固定料金プランへの切り替えを検討する家庭も増えている。
 
 政府は、中東情勢が安定し天然ガス価格が落ち着けば料金も調整されるとしているが、当面は国際エネルギー市場の動向を注視する必要がある。生活費の上昇が続く中、今回の料金改定は家計や企業経営に少なからず影響を与えることになりそうである。

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