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社会

2026年6月23日

ホーカーセンターのテーブルから直接食事 動画拡散で食品庁が「やめてほしい」と注意喚起

 シンガポール食品庁(SFA)は、女性がホーカーセンターのテーブルに直接口を付けて食事をしている様子を撮影した動画がSNS上で拡散されたことを受け、「このような行為は控えてほしい」と異例の注意喚起を行った。
 
 問題となった動画では、女性が皿や容器を使わず、共有スペースであるテーブルの表面から直接食べ物を口にする様子が映されていた。動画はSNS上で急速に拡散し、多くの利用者から衛生面への懸念や批判の声が寄せられた。
 
 これに対しSFAは、ホーカーセンターのテーブルは食事のために設置されているものの、食器の代わりとして使用することは想定されていないと説明。利用者には衛生的な食事方法を守るよう求め、「このような行為は行わないでほしい」と呼びかけた。
 
 ホーカーセンターはシンガポールの食文化を象徴する存在であり、国内外から多くの利用者が訪れる。共有スペースであることから、利用者には清潔な環境維持への協力が求められている。
 
 SNS上では、「不衛生で見ていて不快だった」「公共の場でのマナーを守るべきだ」といった批判的な意見が相次いだ。一方で、「話題作りやSNS向けの行動ではないか」と指摘する声も見られた。
 
 近年、SNS上では注目を集めることを目的とした奇抜な動画投稿が増えているが、公共衛生や社会的マナーとの兼ね合いが課題となっている。専門家は、閲覧数や話題性を優先するあまり、周囲への影響を軽視する行動が広がることに懸念を示している。
 
 SFAは引き続き食品衛生基準の維持に取り組むとともに、利用者に対して公共の食事空間を清潔かつ適切に利用するよう呼びかけている。今回の騒動は、シンガポール社会における衛生意識と公共マナーの重要性を改めて浮き彫りにした。

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