マレーシア政府は、18歳から59歳までの国民を対象に、有効期間10年のパスポート発行を開始した。これまで一般的だった5年有効パスポートに代わる新たな選択肢として導入され、海外渡航が多い国民やビジネス関係者の利便性向上が期待されている。
新制度では、申請者は5年または10年の有効期間を選択できる。10年パスポートの発行手数料は350リンギットに設定されており、頻繁に更新手続きを行う必要がなくなることから、長期的には時間やコストの削減につながるとみられている。政府は行政サービスの効率化と国民の利便性向上を目的として制度改正を進めた。
マレーシアは近年、電子政府サービスの拡充や各種行政手続きのデジタル化を推進している。パスポート申請についてもオンライン予約や電子決済の導入が進んでおり、申請から受け取りまでの利便性向上が図られている。
シンガポールとマレーシアの間では、通勤やビジネス、観光による往来が活発である。特にジョホール州とシンガポールを結ぶ経済活動は年々拡大しており、今回の制度変更は国境を越えて活動するビジネスパーソンや企業関係者にとってもメリットが大きいとみられる。今後、他国のパスポート制度との比較や利用状況にも注目が集まりそうである。
マレーシア、10年有効パスポート発行開始
