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経済

2026年6月17日

企業のマレーシア移転加速、ジョホール州に追い風

 シンガポール企業によるマレーシアへの事業移転や機能分散の動きが加速している。特にジョホール州は、シンガポールから近距離に位置しながら人件費や土地コストが比較的低いため、多くの企業から注目を集めている。
 
 近年は製造業や物流業だけでなく、データセンターやバックオフィス業務など幅広い分野でジョホール州への投資が増加している。企業は研究開発や本社機能をシンガポールに残しつつ、生産や管理業務をマレーシアに配置する「二拠点戦略」を進めている。
 
 背景にはシンガポールでの人件費上昇や人材不足がある。一方でジョホール州は若い労働力が豊富で、政府による投資誘致策も積極的に展開されている。
 
 さらに、ジョホール・シンガポール経済特区(JS-SEZ)やRTS(高速輸送システム)の整備も企業進出を後押ししている。RTSが開業すれば両地域間の移動時間が大幅に短縮され、人材や物流の流れがさらに活発になると期待されている。
 
 日系企業にとってもジョホール州は有力な進出候補地となっており、ASEAN市場攻略の拠点としての重要性が高まっている。今後はシンガポールとジョホール州を一体的な経済圏として捉える動きがさらに広がりそうである。

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