シンガポールで6月中旬、最低気温が20.1度まで下がり、2026年に入ってから最も低い気温を記録した。熱帯気候のシンガポールでは珍しい涼しさとなり、市民の間では「セーター日和」として話題を集めている。
シンガポール気象庁(MSS)によると、最低気温20.1度は今年に入って最も低い記録であり、通常の最低気温である24~25度を大きく下回った。冷涼な気温は長時間にわたる降雨や厚い雲に覆われた天候が要因とみられている。
SNS上では、「久しぶりにエアコンなしで快適に眠れた」「朝は本当に肌寒かった」「シンガポールでセーターを着たくなった」といった投稿が相次いだ。一部の利用者は気温計の写真を投稿し、珍しい涼しさを楽しむ様子を共有している。
一方で、気象庁は今回の低温は一時的なものであり、長期的にはシンガポールの気候が大きく変化したわけではないと説明している。今後も雨季特有の不安定な天候が続く可能性はあるものの、気温は平年並みに戻る見通しである。
シンガポールでは年間を通じて最高気温が30度を超える日が多く、20度前後まで下がるケースは比較的まれである。そのため、今回の気温低下は市民にとって新鮮な話題となった。
専門家は、短期間の気温変動を気候変動と直接結び付けるべきではないとしながらも、近年は異常気象の発生頻度が高まっているとして、今後も気象状況を注視する必要があると指摘している。
今回の「セーター日和」は、常夏のシンガポールでは珍しい自然現象として、多くの市民の関心を集めた。
シンガポールで今年最低気温20.1度を記録
