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イーシュンで交際相手の夫を刺した男に禁錮8ヵ月4週間 シンガポールPRの男に判決

 シンガポールのイーシュン地区で、交際相手の夫を刃物で刺して負傷させたとして起訴されていた32歳のシンガポール永住権(PR)保持者の男に対し、裁判所は禁錮8ヵ月4週間の判決を言い渡した。
 
 事件は2024年6月、イーシュンのHDB(公営住宅)1階共有スペース(ボイドデッキ)で発生した。被告は当時交際していた女性の夫と対面し、口論の末に刃物で相手を刺したという。
 
 法廷で明らかになった事実によると、被告は女性との関係を巡って被害者と対立していた。事件当日、双方は話し合いのために会ったが、口論が激化。その後、被告が持っていた刃物で被害者の腕や体を刺し、負傷させた。
 
 被害者は病院へ搬送されたが、命に別条はなかった。裁判所は、計画的な殺意は認められなかったものの、公共の場所で刃物を使用した行為は重大であり、社会に不安を与える危険な犯罪であると指摘した。
 
 判決において裁判官は、被告が犯行を認めて捜査に協力したことや、被害者が重傷を負わなかったことを考慮した一方、刃物を持参していた点や暴力行為に及んだ点を重く見た。
 
 シンガポールでは近年、公共の場での暴力事件や刃物を使用した犯罪に対して厳しい姿勢が取られており、裁判所は同様の事件に対する抑止効果を重視している。今回の判決も、個人的な感情や人間関係のもつれがあったとしても、暴力による解決は決して許されないとの司法当局の姿勢を示したものといえる。