シンガポール中心部に位置する公営住宅「ピナクル・アット・ダクストン(The Pinnacle@Duxton)」の5ルームHDBフラットが、163万Sドル(約2億33万円)で売却され、同物件として過去最高額を更新した。
今回売却された住戸はカントンメント・ロード沿いの高層階(43~45階)に位置し、専有面積は約105m2。販売価格を面積換算すると1平方フィート当たり約1,442Sドルとなり、シンガポールのHDB再販市場における新たな指標となった。
ピナクル・アット・ダクストンは、50階建ての7棟からなるシンガポールを代表する公営住宅で、CBD(中心業務地区)に近い立地や高層階からの眺望の良さが高く評価されている。最寄りにはタンジョン・パガー駅、アウトラム・パーク駅、マックスウェル駅があり、今後はカントンメント駅の開業も予定されている。
同物件では近年、100万Sドル超の取引が相次いでいる。前回の最高記録は2025年8月に成立した160万Sドルで、今回の取引はこれを3万Sドル上回った。
不動産市場関係者は、都心部でありながら民間コンドミニアムより割安で広い居住空間を確保できる点が人気の理由と分析している。一方で、HDB再販価格の高騰が続く中、住宅取得の負担増加を懸念する声も出ている。
ピナクル・アット・ダクストンの5ルームHDB、過去最高の163万Sドルで成約
