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シンガポール人の「40歳リタイア志向」強まる 1万5,000人以上が“100万Sドル貯蓄”を目標に

 シンガポールで、「40代までにリタイアしたい」と考える人が増えていることが、最新の調査で明らかになった。金融自立を目指す人の間では、「100万Sドル以上の資産形成」が一つの目標になりつつある。
 
 調査は、金融イベント「InsureXpo 2026」に合わせて実施され、18歳から60歳までの1,000人以上を対象に行われた。その結果、56.3%が「経済的自由を得るには少なくとも100万Sドルが必要」と回答。前年の52.3%から増加した。中でも35.8%は、「100万~250万Sドルが理想」と考えている。
 
 また、リタイア時期についても変化が見られた。以前は「50代での引退」が一般的であったが、現在は「40代で経済的自由を達成したい」と考える人が増加。特にZ世代では、「20代や30代でのリタイア」を理想とする声もあった。
 
 一方で、理想と現実のギャップも浮き彫りとなった。78%が「経済的自由は実現可能」と考えているものの、「自信がある」と答えた人は36%にとどまった。さらに34.6%が「将来のお金について頻繁に不安を感じる」と回答している。
 
 最大の課題として挙げられたのは生活費の上昇で、70.7%が「高い生活コスト」を不安要因として指摘した。低所得や家族扶養の負担も大きな課題となっている。
 
 また、実際に退職後の資金計画を始めている人は46.4%にとどまり、「考えてはいるが行動できていない」層が多いことも分かった。専門家は、「長寿化と物価上昇が進む中、早期からの資産形成と現実的な資金計画が重要になる」と指摘している。