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ERP料金、一部区間で1Sドル値上げ 最大5Sドルに

 シンガポール陸上交通庁(LTA)は、6月29日からERP(電子道路課金)料金を一部区間で引き上げると発表した。対象となる2カ所では料金が1Sドル上昇し、時間帯によっては最大5Sドルとなる。
 
 今回の値上げ対象は、交通量増加が確認された主要高速道路区間である。LTAは定期的に交通状況を分析しており、「道路混雑を適正レベルに維持するため必要な調整」と説明している。
 
 特に朝夕のピーク時間帯では交通量回復が続いており、コロナ禍後の出勤増加や車両台数増加が混雑要因となっている。LTAは、「ERPは道路渋滞抑制のための需要管理策」と位置付けており、混雑が悪化した区間では料金調整を行う方針を維持している。
 
 現在、シンガポールではERP 2.0への移行も進んでいる。新システムでは衛星測位技術を活用し、より柔軟な料金設定や交通管理が可能になる予定である。
 
 SNS上では、「COEもERPも高過ぎる」という不満がある一方、「渋滞を減らすには必要」と理解を示す声も見られた。また、「公共交通利用を促す政策の一環」と受け止める意見もある。
 
 シンガポール政府は今後も、車両台数抑制と公共交通優先政策を維持する方針であり、ERP料金調整は引き続き定期的に行われる見通しである。