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COE価格、多くのカテゴリーで上昇

 シンガポール の最新COE(車両所有権証書)入札で、多くのカテゴリーのプレミアム価格が上昇した。一方、小型車向けのCat Aのみ小幅下落し、12万4,229Sドルとなった。
 
 今回の入札では、高出力車や大型車向けのCat B、オープンカテゴリー(Cat E)、商用車カテゴリーなどが上昇。依然として非常に高い価格水準が続いている。
 
 Cat Aは、排気量1,600cc以下かつ出力130bhp以下の一般小型車向けカテゴリーであり、前回比でわずかに下落した。ただし、依然として12万Sドル超という高水準であり、一般家庭にとって車購入負担は極めて重い状況が続いている。
 
 シンガポールでは車両台数抑制政策の一環としてCOE制度が導入されており、車を所有するにはCOE取得が義務付けられている。COE価格は需給によって決まり、近年は供給制限や需要増加により歴史的高値圏が続いている。
 
 特に近年は、富裕層需要、中古車価格高騰、EV(電気自動車)人気なども価格上昇要因となっている。また、企業車両や配車サービス需要も市場を押し上げているとされる。
 
 SNS上では、「もはや車は超富裕層向け」という声がある一方、「公共交通が充実しているので仕方ない」と制度を支持する意見も見られた。また、「若い世代は車所有を諦め始めている」とのコメントも出ている。
 
 シンガポール政府は今後も交通渋滞抑制と公共交通中心政策を維持する方針であり、COE価格の高止まりは当面続くとの見方が強まっている。