マレーシア政府は、6月1日から新デザインのパスポート(旅券)の発行を開始すると発表した。新旅券には、合計94項目に及ぶ高度なセキュリティー機能が搭載され、偽造防止や本人確認強化を図る。
マレーシア入国管理局によると、新パスポートでは特殊インク、レーザー加工、紫外線識別技術、透かしデザインなど最新技術を導入。生体認証ページや個人情報保護機能も強化されている。
また、デザイン面では、マレーシアの文化、自然、国家象徴などを取り入れた新しいビジュアルが採用される。ページごとに異なるモチーフが使用され、観光資源や国のアイデンティティーを表現する内容となっている。
近年、世界各国では偽造旅券や不正入国対策強化が進められており、電子旅券(e-passport)の高度化競争が加速している。マレーシア政府も、「国際基準に沿った安全性向上が必要」と説明している。
なお、現在使用中の既存パスポートは有効期限まで継続利用可能であり、直ちに切り替え義務はない。新規申請者や更新申請者から順次、新デザイン版へ移行していく。
SNS上では、「デザインが楽しみ」「セキュリティー強化は安心」と期待する声がある一方、「申請混雑が起きそう」と懸念する意見も見られた。
マレーシアでは近年、デジタル行政改革や出入国管理近代化を進めており、新旅券導入もその一環として位置付けられている。
マレーシア、新デザイン旅券を6月1日から発行 偽造防止機能94項目を搭載
