2026年5月14日
Shopee、AI活用で過去最高業績 Seaの第1四半期売上は70億USドル突破
シンガポール発のEC大手「Shopee」を展開するSea Limitedが、2026年第1四半期(1~3月)に過去最高水準の業績を記録した。背景には、AI(人工知能)を活用した検索・商品推薦機能の強化がある。
Seaの売上高は前年同期比47%増の約71億USドル(約89億Sドル)となり、粗利益も41%増の31億USドルに拡大した。特にShopee事業は好調で、売上は45%増の51億USドルを記録。流通総額(GMV)も30%増加し、過去最高を更新した。
Seaの創業者兼CEOであるForrest Li氏は、AIを活用した検索アルゴリズムやレコメンド機能の改善により、利用者の商品発見精度が向上したと説明。また、販売事業者向けのAI生成コンテンツ機能も導入し、購買転換率は前年同期比14%改善したという。
さらに、Shopeeの有料会員サービス「Shopee VIP」も急成長しており、2026年3月末時点で会員数は1,000万人を突破。会員は一般利用者より支出額が30~40%高い市場もあり、アジア地域GMVの約20%を占めるまでに拡大している。
一方で、競争環境は依然厳しい。東南アジアでは物流大手や他EC企業との競争が激化しており、Seaは利用者獲得や物流強化への投資を継続している。ただ、市場では今回の決算を受けて成長回復への期待が高まり、米国市場でのSea株は一時14%超上昇した。

