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Grabで越境タクシー検証 利便性向上も初期トラブル浮き彫り

 配車アプリGrabが開始したシンガポール―ジョホールバル間の越境タクシーサービスについて、実際に利用した検証記事が公開され、利便性の高さと同時に初期運用上の課題が明らかとなった。
 
 同サービスは2026年5月4日に開始され、利用には出発の少なくとも12時間前までの事前予約が必要である。従来はブギスのバン・サン・ストリート・ターミナルなどからの乗車が一般的であったが、アプリ上でドアツードアの予約が可能となり、移動の自由度が大きく向上した。
 
 一方で、料金は従来の乗り合いタクシーより高めに設定されており、利便性とのトレードオフが指摘されている。また実際の利用では、マレーシア側での指定乗車地点が分かりにくい、ナビゲーションに混乱が見られるなど、サービス開始直後ならではの課題も確認された。
 
 今回の検証では、従来の公共交通に比べて大幅な時間短縮が期待できる点は評価されたものの、制度や運用の整備が今後の普及の鍵になると指摘されている。
 
 シンガポールとマレーシア両政府は越境タクシー制度の拡充を進めており、今後はサービス改善や車両増加を通じて利便性のさらなる向上が見込まれる段階にある。