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政府系機関、出会い支援サービス検討 Singpass認証や初回無料食事案も

 シンガポール政府系テクノロジー機関の Government Technology Agency of Singapore (GovTech)が、若者の出会い促進を目的とした新たなマッチングサービスに関する意見調査を実施していることが分かった。
 
 調査では、本人確認に政府のデジタル認証システム「 Singpass 」を活用する案や、初回デート時の無料食事提供などが提案されている。目的は、なりすまし利用者や偽プロフィール、いわゆる「キャットフィッシング」を防ぎ、安全性の高い出会い環境を整えることである。
 
 シンガポールでは近年、少子化や晩婚化が社会課題となっており、政府は結婚・出産支援策を強化している。今回の調査も、若年層の交際機会を増やす取り組みの一環とみられている。
 
 アンケートでは、利用者が安心して相手と会える仕組みや、実際の対面交流を促進する方法について意見を募っている。特に、Singpassによる本人確認機能については、「信頼性向上につながる」と期待する声がある一方、「プライバシー面が気になる」との意見も出ている。
 
 また、初回デート向けの無料食事提供案については、「出会いのハードルを下げる」との期待がある一方、「制度悪用の可能性」を懸念する声もあるという。
 
 GovTechは現時点で正式サービス化を決定したわけではなく、今回の調査結果を踏まえ、今後の方向性を検討するとしている。