マレーシア・ジョホール州の住民の間で、シンガポールとジョホールバルを結ぶ「RTSリンク」の開通への期待が高まっている。慢性的な国境渋滞の解消につながるとの見方が広がっているためである。
現在、ジョホールバルとシンガポールを結ぶ陸路では、通勤時間帯を中心に深刻な渋滞が発生しており、通過に3時間以上かかるケースもある。毎日シンガポールへ通勤する労働者や物流関係者にとって大きな負担となっている。
こうした状況を改善する切り札として期待されているのが、シンガポール・ウッドランズ地区とジョホールバルを結ぶ高速輸送システム「 Johor Bahru–Singapore Rapid Transit System 」である。
RTSリンクは開通後、1時間当たり最大1万人規模の輸送能力を持つとされ、数分間隔で運行される予定である。移動時間は約5分とされ、従来の長時間渋滞からの大幅な改善が期待されている。
ジョホール州の住民からは、「毎日の通勤ストレスが減る」「家族との時間が増える」といった期待の声が上がっている。また、不動産業界ではRTS駅周辺の住宅需要拡大への期待も高まっている。
一方で、一部では「料金設定次第では利用が限定される可能性がある」との指摘もある。とはいえ、長年の国境渋滞問題を抱える両国にとって、RTSリンクは経済・人的交流を支える重要インフラとして注目されている。
RTSリンク開通に期待高まる ジョホール住民「3時間渋滞から解放へ」
