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ブギス・ストリート2階店舗が大量閉店 若者向け新コンセプト導入へ

 シンガポールの人気ショッピングエリア「Bugis Street」で、2階部分の多くの店舗が閉店した。運営会社がテナント契約を終了し、跡地を若者向けの新コンセプトスペースへ再開発する計画を進めているためである。
 
 現地では衣料品やアクセサリー、小物店など多数の店舗が営業を終了。長年営業してきた店舗オーナーの中には、「突然契約更新が行われなかった」と話す事業者もいる。閉店した店舗の多くは若年層や観光客向けの低価格商品を扱っていた。
 
 運営側によると、新たなスペースは若者文化やクリエーティブ産業を意識した体験型コンセプトとして再構築される予定である。ポップアップ店舗やイベント、クリエーター向けスペースなどを導入し、従来型小売から「体験重視型」への転換を図るという。
 
 Bugis Streetは観光客や若者に人気のショッピングスポットとして知られるが、近年はオンライン通販拡大や消費行動変化の影響を受けている。商業施設側は、従来の低価格物販中心モデルだけでは集客が難しくなっているとみられる。
 
 シンガポールでは最近、商業施設の再開発や体験型リテールへの転換が加速している。オーチャードロードやBugis地区でも、単なる買い物空間から、イベントやコミュニティー要素を取り入れた施設づくりが進められている状況である。