シンガポール・チャンギ空港で、モバイルバッテリーの持ち込みを1人2個までに制限する新ルールが施行された初日、規定を超えていた乗客から計15個のバッテリーが回収されたことが明らかになった。
この新規則は安全対策の一環で、リチウム電池による発火リスクの低減を目的としている。航空当局および航空会社の規定に基づき、バッテリーは機内持ち込みのみ可能であり、数量制限が厳格化された形である。
報道によれば、初日は一部の旅行者がルールを十分に理解しておらず、チェックイン時や保安検査で追加分の廃棄や回収を求められた。没収された15個はいずれも規定の2個を超えて持ち込まれていたものである。
新ルールでは、容量100Wh以下のモバイルバッテリーは機内持ち込み可能だが、個数は最大2個までに制限される。さらに、飛行中の使用や充電も禁止されており、安全管理が一層強化されている。
背景には、近年航空機内でのバッテリー発火事故が世界的に増加していることがある。リチウム電池は短絡や過熱による火災リスクが高く、各国で規制強化の動きが広がっている。
空港当局は、出発前に持ち込み規定を確認するよう利用者に呼びかけており、今後も取り締まりを継続する方針である。今回の事例は、ルール変更初期における周知不足と、旅行者の準備不足の両面を浮き彫りにした形である。
新ルール初日に15個没収 チャンギ空港でモバイルバッテリー制限開始
