シンガポール・チャンギ空港は、ターミナル2に新たなプライベート(VIP)ターミナルと大型アメニティ施設群を整備し、2027年半ばの開業を目指すと発表した。約20年ぶりに刷新される高付加価値サービスとして注目されている。
今回の計画では、既存のCIP(重要顧客向け)ターミナル跡地を再開発し、空港体験そのものを「移動」から「滞在型」へ進化させる狙いである。新ターミナルは、世界的ラウンジ運営企業であるプラザ・プレミアム・グループと共同運営される。
施設には、高級ラウンジ、バー、プライベートスイート、オーダーメイドのダイニングに加え、団体利用にも対応したイベントスペースが設けられる。利用者はチェックインから搭乗まで一貫したパーソナライズ体験を享受できる見込みである。
また、隣接する「Hub & Spoke」エリアも拡張され、一般利用者も対象としたアメニティ施設群が整備される。新たに飲食施設やウェルネス設備、ペット対応施設が導入されるほか、チャンギ空港初となる屋根付き円形劇場や屋外広場も設置され、イベント開催も可能となる。
この開発により、ターミナル2南側エリアはプレミアム旅行者と一般利用者の双方を取り込む「ライフスタイル拠点」として再構築される。空港の役割が単なる交通インフラから複合型体験施設へと進化する流れを象徴するプロジェクトである。
チャンギ空港T2に新VIPターミナル、2027年に高付加価値サービス拡充
