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タイガービール生産を海外移管へ約、130人に影響

 シンガポールの代表的ビール「タイガービール」を製造するアジア・パシフィック・ブリュワリーズ・シンガポール(APBS)は、国内生産の一部を海外へ移管し、トゥアスの醸造施設を2027年末までに段階的に縮小する方針を明らかにした。これにより、約130人の従業員に影響が及ぶ見通しである。
 
 同社は今回の決定について、コスト効率の向上や生産体制の最適化を目的としたグローバル戦略の一環と説明している。近年、製造業では生産拠点の再配置が進んでおり、よりコスト競争力の高い地域への移転が加速している。
 
 対象となる従業員に対しては、再配置や再就職支援などの対応が検討されているとみられるが、詳細は今後明らかにされる見込みである。
 
 シンガポールでは土地や人件費の高さが製造業の課題とされており、企業が生産拠点を海外へ移す動きはこれまでも見られてきた。今回の措置も、その流れを反映したものといえる。
 
 今回の発表は、シンガポールが高付加価値産業へシフトする一方で、従来型製造業の国内維持が難しくなっている現実を示している。今後は産業構造の転換と雇用への影響が重要な課題となる。
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