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ERP2導入へ向け道路標識・路面表示を試験

 シンガポール陸上交通庁(LTA)は、次世代電子道路課金システム「ERP2」の導入に向け、東部ベイショア・ドライブで新たな道路標識および路面表示の試験を開始した。
 
 今回の試験では、車線中央に白い「E」を表示した青色の円や、道路全体を青く塗装した区間などが設置されている。これらは従来のゲート式ERPに代わり、課金エリアを視覚的にドライバーへ知らせる役割を持つものである。
 
 試験期間は約1ヵ月で、選定された参加者が標識や表示の分かりやすさを評価する。LTAは試験中に同区間を通行しても課金は発生しないとしており、今後は他地域へも段階的に拡大し、広く意見を収集する方針である。
 
 ERP2は衛星技術を活用し、従来のゲートを不要とする仕組みで、2027年1月1日から全面導入される予定である。車両にはオンボードユニット(OBU)の搭載が必要となり、現在すでに約93%の車両への設置が完了している。
 
 今後は既存のERPゲートが順次撤去される見込みであり、道路標識や車載機による通知が新たな課金案内の中心となる。今回の試験は、ゲートのない新システムへの移行を円滑に進めるための重要なステップである。