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The Providore、シンガポール全6店舗を閉鎖

 シンガポールでカフェとグルメ食料品店を展開していた The Providore が、国内の全6店舗を閉鎖したことが明らかになった。長年にわたり営業してきた同ブランドは、カフェレストランと輸入食材を扱うグロサリーを組み合わせた業態で知られていた。
 
 今回閉鎖された店舗には、ION Orchard や Downtown Gallery など主要商業施設内の店舗も含まれている。突然の閉店により、常連客や商業施設関係者の間で驚きの声が広がっている。
 
 関係者によると、店舗運営のコスト上昇や小売・飲食業界の競争激化が背景にあるとみられる。近年シンガポールでは、賃料や人件費の上昇により飲食店の経営環境が厳しくなっており、多くのブランドが店舗再編や撤退を余儀なくされている。
 
 The Providoreは2009年にシンガポールで事業を開始し、欧州系の食材やワイン、ブランチメニューなどを提供するブランドとして人気を集めていた。今回の撤退は、都市型カフェ・グロサリー業態の厳しい競争環境を象徴する出来事となっている。