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全学校に高性能ファン導入へ、2027年までに暑さ対策強化

 シンガポール政府は、学校の暑さ対策を強化するため、国内すべての学校の教室により強力なファン(送風機)を導入する方針を示した。2027年までに設置を完了する予定である。
 
 教育省によると、近年の気温上昇や教室内の熱環境改善への要望を受けた措置であり、既存の天井ファンよりも風量の強い装置を順次導入する。また、学校建物の外壁には熱の吸収を抑える「クールペイント(遮熱塗料)」を塗布し、建物全体の温度上昇を抑制する取り組みも進める。
 
 政府はこれまでにも日よけ設備の設置や換気改善などを行ってきたが、今回の計画により学習環境のさらなる快適化を図る。特に午後の授業時間帯における教室内の温度上昇を抑える効果が期待されている。
 
 教育当局は、暑さ対策は生徒の集中力や健康にも影響するとしており、学校施設の改善を段階的に進めている。今回の施策は、気候変動による高温環境への対応策の一環と位置付けられている。