シンガポール政府は、自動車の所有権証明書(COE)制度における車両区分の見直しを検討している。大型で高価格な車両が小型車向けの区分で登録されるケースが増えていることを受け、制度の公平性を高めることが目的である。
現在のCOE制度では、エンジン排気量1.6リットル以下かつ出力97キロワット以下の車両がカテゴリーA、それ以上の車両がカテゴリーBに分類される。しかし近年は電気自動車(EV)の普及に伴い、排気量基準が適用できない車種が増えたことから、より高性能な車両がカテゴリーAに含まれるケースが指摘されている。
陸上交通庁(LTA)は、車両区分をより適切に反映させるため、評価基準の見直しを進めている。車両価格や重量、出力などを組み合わせた新たな分類方法が検討対象となる可能性がある。
COE制度はシンガポールの車両台数を管理する重要な政策であり、カテゴリーの設定は車両価格や市場動向にも大きな影響を与える。政府は制度の目的である交通量管理と公平性を維持するため、今後も制度の調整を続けていく方針である。
シンガポール、COE車両区分の見直しを検討
