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AI・ハイテク高所得者向け新ビザ導入へ、外国人雇用政策を見直し

 シンガポール政府は、人工知能(AI)やハイテク分野の高度人材を呼び込むため、高所得者向けの新たな就労ビザ制度を導入するなど、外国人労働力政策の見直しを進める方針を示した。
 
 新制度は、AIや先端技術分野で高い専門性を持つ人材を対象とし、一定以上の高収入を得る専門職を想定している。高度なスキルを持つ外国人がシンガポールで働きやすい環境を整えることで、技術革新や産業競争力の強化を図る狙いである。
 
 政府は近年、デジタル経済やAI産業を国家戦略の重要分野と位置付けており、企業や研究機関が世界トップレベルの人材を確保できる制度整備を進めている。一方で、国内労働者の雇用機会を守る観点から、外国人雇用の管理やバランスにも配慮する方針だ。
 
 今回の政策調整では、企業の人材確保を支援しながら、国内人材のスキル向上や再教育プログラムも並行して強化する。政府はこうした取り組みを通じ、グローバルな技術競争の中でシンガポールの経済成長を維持する考えである。