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経済

2026年3月2日

車両ローン残高が12年ぶり高水準

 シンガポールで自動車ローン残高が12年ぶりの高水準に達し、車両購入時に価格の100%を借入で賄うケースの増加に懸念が広がっている。高額な車両価格と生活費上昇の中、購入資金の大半を融資に頼る傾向が強まっている。
 
 車両価格はCOE(車両登録証)の高騰により大きく押し上げられており、初期費用の負担軽減を目的に全額融資や長期ローンを選択する購入者が増えているとみられる。しかし専門家は、金利上昇や収入変動があった場合、返済負担が家計を圧迫するリスクがあると指摘する。
 
 金融機関は信用審査を実施しているものの、長期返済による総支払額の増加や資産価値の減少との不均衡が課題となる可能性がある。また、過度な借入は個人の財務健全性だけでなく、金融システム全体のリスク要因にもなり得る。
 
 当局は責任ある借入と健全な金融管理の重要性を強調しており、購入者に対し返済能力を踏まえた慎重な資金計画を求めている。車両所有コストの上昇が続く中、持続可能な資金調達のあり方が注目されている。

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