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政治

2026年2月27日

トレーディングカードのランダム販売、賭博リスク管理で規制へ

 シンガポール政府は、トレーディングカードのパック販売を規制対象とする方針を明らかにした。ランダムな内容の商品が賭博に類似した心理的要素を持つ可能性があるとして、盲盒(ブラインドボックス)規制の一環として対策を進める。
 
 内務省(MHA)によると、規制は現在策定中で、販売条件や運用基準などの詳細は今後公表される予定である。ブラインドボックスとは、購入時に中身が分からない密封パッケージ商品を指し、玩具やフィギュア、カードなどが含まれる。
 
 こうした商品は希少アイテムの入手確率が低く設定されることが多く、確率的な期待や投機的価値が強調される場合、特に未成年に対して賭博的な誘因を生む可能性があると指摘されている。
 
 政府はギャンブル規制当局とともに制度設計を進めており、確率表示の標準化など消費者保護措置も検討事項に含まれる見通しである。
 
 トレーディングカードは本来、遊びや収集の文化的価値を持つ一方、希少カードの高額転売や投機的購入の広がりにより、賭博に似た行動心理が生まれるとの指摘もある。今回の規制検討は、消費者保護と健全な市場環境の維持を図る取り組みと位置付けられている。

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