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政治

2026年2月26日

財政黒字151億Sドルの活用巡り国会で議論

 シンガポール国会で、2026年度予算における約151億Sドルの財政黒字の扱いを巡り議論が行われた。議員の間では、将来の不確実性に備える「戦略的余力」とみる意見と、国民支援により積極的に活用すべきとの見解が示された。
 
 政府側は、世界経済の不安定化や地政学リスク、高齢化に伴う医療・社会支出の増大など将来的な財政負担に備える必要性を強調した。財政の健全性を維持しつつ、危機時に迅速な支援策を実施できる余力を確保することが重要であるとしている。
 
 一方、一部議員は生活費上昇への対応や社会支援の拡充、中小企業支援などに黒字をより積極的に活用すべきだと主張した。国民の生活負担が高まる中、財政余力を現在の支援に振り向けるべきとの意見である。
 
 今回の議論は、財政の持続可能性と社会支援のバランスをどのように取るかという政策課題を浮き彫りにしている。政府は長期的な財政健全性を維持しつつ、必要に応じた支援策を講じる方針であり、今後の予算運営の方向性に注目が集まっている。

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