2026年2月19日
マレーシアの結核患者、85%が自国民
マレーシアの保健相は、国内で報告されている結核(TB)患者の約85%が自国民であると明らかにした。外国人労働者が主な感染源との認識が一部で広がっているが、実際には国内住民の間での感染が大半を占めていると強調した。
結核は空気感染する感染症で、長引く咳、発熱、体重減少、寝汗などの症状を伴う。適切な治療により治癒可能であるものの、早期発見と治療継続が重要とされる。保健当局は検査体制の強化や治療完遂の徹底に取り組んでいる。
当局は、感染拡大の背景として都市部の人口密集、生活環境、健康管理へのアクセス格差など複合的要因を指摘している。また、結核に対する偏見や誤解が受診の遅れにつながる可能性があるとして、正しい知識の普及の重要性を訴えた。
政府は、感染者の追跡調査や無料検査・治療プログラムの推進を通じ、結核の早期診断と感染連鎖の遮断を目指している。専門家は、地域社会の理解と協力が感染抑制に不可欠であるとして、症状がある場合の早期受診を呼びかけている。

