2026年2月10日
セントーサ島の海水レジャー活動、ワニ目撃から1週間で再開
シンガポールの人気リゾートエリア、セントーサ島のビーチおよび周辺4つの島で、水上アクティビティが再び許可された。これは先週、付近の海域でクロコダイル(ワニ)が目撃されたことを受けて一時的に水上・海水レジャーが制限されていた措置の解除である。
当局は、ワニ目撃後に安全対策としてビーチや海上での遊泳、カヤック、パドルボードなどの活動を停止し、付近海域での監視を強化していた。専門家らによる継続的な捜索と環境調査の結果、ワニの追加目撃例が確認されなかったことから、レジャー活動を再開しても安全性に問題がないと判断したという。
シンガポールは海岸線が多い都市国家でありながら、クロコダイルや大型淡水・汽水域ワニの目撃例は稀ではあるものの、過去にも川沿いやマングローブ周辺などで確認されるケースがあったため、当局は慎重に対応した。今回の確認・再開に当たっては、周辺海域の水温や潮の流れ、人工物の配置などを総合的に調査し、レジャー利用者の安全を最優先に評価した。
当局は声明で、「地域住民や来訪者が安心してレジャー活動を再開できるよう、十分な調査と安全確保を行った」と述べた。また、安全標識や監視スタッフの配置を強化し、今後も危険が予想される場合には速やかに情報を更新する体制が整えられている。
地元の観光業者や海洋アクティビティ提供者は、再開を歓迎するコメントを出している。セントーサ島は国内外の観光客に人気のレジャー・観光スポットであり、ビーチや海上での活動が制限された期間は例年以上に来訪者数が伸び悩んでいたという。事業者側は「安全確認が取れたことで訪問客の安心感が高まり、観光需要の回復につながる」と期待を寄せている。
ただし、当局は再開後も「個人の安全意識が最も重要」であるとの見解を示し、まだ不安を感じる利用者は自己判断での活動縮小や避難を促している。また、海水の透明度や潮の状況によって状況が変動する可能性があるとして、当日の最新情報を確認することを勧めている。
今回の再開は、地域社会と観光・レジャー産業にとって明るいニュースとなったが、自然環境の変化に対する継続的な警戒と準備が不可欠であることも改めて認識されている。利用者には安全最優先の行動と当局が提供する最新情報の活用が求められている。


