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社会

2026年2月6日

2025年10〜12月に1,523件の速度違反切符が誤発行

 シンガポールの交通警察(Traffic Police)とシンガポール陸上交通庁(LTA)は、2025年10月から12月にかけて1,523件のスピード違反切符(速度違反切符)が誤って発行されたとして、公式に謝罪した。誤発行の結果として本来付与されるべきではない違反点数が一部の運転者に加算されたことも確認されており、両当局は影響を受けたドライバーに対し訂正措置と返金対応を実施するとしている。
 
 問題が発生したのは、交通監視システムのデータ処理プロセスにおける不具合であり、これにより一部のスピード違反切符が実際の違反内容と一致しない状態で発行された可能性があるという。LTAと交通警察は、内部調査に基づき該当の誤発行を特定し、速やかに修正措置を講じると説明している。
 
 両当局は声明で、「誤発行された切符により多大なご迷惑をおかけしたことについて深くお詫び申し上げる」と謝意を表明した。影響を受けた運転者には、不正確な切符の取り消し、違反点数の削除、支払済みの罰金の返金処理を進めており、対象者には個別通知を送付するという。
 
 交通管理の専門家は、交通監視と違反切符発行のシステムは膨大なデータを処理する必要があり、稀に技術的なエラーが生じることはあるものの、誤発行がこれほどの件数に上る事例は異例だと指摘する。そのため、LTAと交通警察はシステム全体の精査と再発防止策の導入を進める方針を示している。
 
 具体的な改善策としては、監視システムのアルゴリズム見直し、データ処理プロセスの強化、人為的なチェックポイントの追加などが挙げられている。また、運転者が切符の正当性に疑義を感じた場合に簡便な異議申し立て手続きを利用できるよう手順の案内も強化される。
 
 今回の誤発行は、交通安全に関する信頼性の確保や行政手続きの正確性の重要性を改めて浮き彫りにした。LTAと交通警察は「信頼回復へ全力で取り組む」との姿勢を強調しており、同様の事態が再発しないようシステム管理と運用の徹底を図るとしている。
 
 運転者に対しては、今後も交通法規に従った安全運転を呼びかける一方で、異常が疑われる場合には速やかに当局に連絡し、適切な対応を求めるよう注意喚起している。今回の訂正措置の進捗状況については、関係当局が順次公式サイトや通知を通じて情報提供していく予定である。

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