AsiaX

「まるでゴーストストーリー」 GrabFood配達員

 シンガポールで、GrabFoodの配達員が指定された住所に向かったところ、すでに使用されていない廃墟の建物に到着したとして話題となっている。出来事はブキ・メラ地区のデポ・レーンで発生し、配達員は「ゴーストストーリーのようだった」と当時の心境を語っている。
 
 報道によると、配達員は通常どおりアプリに表示された住所を頼りに注文された料理を届けに向かった。しかし到着した先には人の気配はなく、建物は長期間放置された状態で、出入り口も閉ざされていたという。周囲も暗く静まり返っており、配達員は強い不安を感じたとされる。
 
 配達員はその様子を撮影し、体験談とともにSNSに投稿。「誰かが本当に住んでいるとは思えなかった」「間違った世界に入り込んだような感覚だった」とコメントした。この投稿は多くの共感や驚きを集め、利用者の間で話題となった。
 
 注文は最終的にキャンセル扱いとなり、配達員に大きな実害はなかったものの、配達先住所の正確性や安全管理の重要性が改めて浮き彫りとなった形である。ネット上では「なぜ廃墟が配達先として登録されていたのか」「いたずら注文ではないか」といった疑問の声も上がっている。
 
 Grab側は、個別案件への詳細なコメントは控えつつも、配達員と利用者双方の安全確保を最優先としており、不審な注文や危険を感じた場合には無理に配達を続けず、アプリ上で報告するよう促している。
 
 今回の出来事は一見珍しいエピソードであるが、フードデリバリーが日常化する中、住所情報の管理や悪質な注文への対策が今後さらに重要になることを示す一例と言えそうである。